自然の「深み」を感じたいのなら、もののけ姫の森に勝る場所はないかもしれません。

屋久島のもののけ姫の森について

もののけ姫が出そうだ!

もののけ姫の森

宮崎駿監督の映画『もののけ姫』を観てから、屋久島のもののけ姫の森にはずっと行きたいと思っていた。念願かなって、ようやくもののけ姫の森に足を踏み入れた。

もののけ姫の森は、まさに濃緑の世界。光がさえぎられ、屋久杉や岩にコケがびっしりついている。薄暗く、午前中なのにフクロウが鳴いてもおかしくない感じ。空気の密度が違うというか、自然のコアな部分に触れている気がする。

感覚的な感想になってしまうけど、歴史を幾層にも積み重ねていかないと、これだけの奥深い雰囲気はでないんじゃないかな。

「すごい!」なんていう軽い言葉は出てこない。ムダ口をたたくことが合わない空間。自然に口数が減り、もののけ姫の森から発せられる音や声に耳を傾けてしまう。

屋久島

もののけ姫の森で30分くらい腰を落ち着けた。このままずっと長居したい気持ちになってくる。もののけ姫の森に来ることができただけでも、屋久島旅行にきた甲斐があった。

外国人の旅行者も多く、写真撮影を頼まれる。屋久島は世界遺産に指定されたので、外国人の目に触れる機会も多くなったはず。外国の国立公園とは、一味違った雰囲気を体験できるだろう。

自然の「深み」を感じたいのなら、もののけ姫の森に勝る場所はないかもしれない。実際にもののけ姫の森の中にいると、写真では到底伝わらない自然の歴史を肌で感じることができる。

屋久島

映画の背景に使われた、もののけ姫の森。宮崎駿さんはこの森で何を感じ、映画で使うことを決めたのだろうか。言葉では言い表せない、特有の魅力があったに違いない。

日頃のつまらないことなんて、一切忘れている。我々人間もかつてはこんな森の中で生活していたことを想像すると、不思議な気持ちになってくる。

便利な世の中になってきたけど、人間が本当に必要としているものは、文明の中ではなく、自然の中にある気がする。

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